水泳が嫌いだった娘に、「先生も水泳が苦手だったから、〇〇さんの気持ちがよくわかるよ」と声をかけて頂き、できたことをたくさん褒めて頂いて、「プールも楽しいね」と言ってくれる日々に変わりました。
本校のT教諭が親御さんから頂いた便りです。
この便りからは、笑顔の家族団らんが目に浮かびます。
次は、森信三先生の言葉です。
「もし一人の教師の描くその生命の波紋が、
ひとり子供らだけに留まらず、
その背後の父兄にまで及び、
その家庭の雰囲気までも改まるとしたら、
それは一つの偉業に値するであろう。
たとえ一国の宰相の地位についたとしても、
一つの家庭の雰囲気を改めることは可能とはいえないが、
一人の真摯な教育的実践は、
時としてこのような偉業を可能とする場合も少なしとしない。」
(寺田一清編「森信三先生 生を教育に求めて」より。原文のまま引用)
子どもの心を「よくわかるよ」と抱いてやり、その上で褒め、水泳への意欲を喚起した教師の実践は、子どもの達成感と家庭への好影響となって波及しています。
「偉業」であり、教師冥利に尽きるとはこのことです。
日本の学校には無数の「偉業」が存在し、それらが社会を支えてきたにちがいありません。
大いにいい仕事をしていただき、各家庭を幸せにしたい。
そのためには、
先生方が本来の仕事に打ち込めるような、
子どもたちだけのつながりが再構築されるような、
環境づくりを50年、100年先を見据えて
国全体で考えたい。