子どもの姿で授業を語る楽しみ

お世話になった教頭先生がよく語っていた言葉を今も時々思い出します。

私が授業を終え休み時間に職員室に戻ると、
職員室にいらっしゃるその教頭先生が、
こう語ってくれました。

「昔はさあ、職員室に先生方が戻って来ると、
『今日は、あの子がこんな発表をしてね。』
なんて言い合って、
いつも休み時間は、
授業中の子どもの話で盛り上がってたんだよね。」

日々、子どもの表れを見つめ、
自らのあり方を振り返っている教師には、
子どもの世界が見えている

このことを、ちょっと見方を変えると、
子どもを知ろうとした教師は、
実は「子どもの素敵な世界に招待された大人」
という見方もできる。

教師以外の大人が、
めったに見ること、味わうことができない世界。
教師冥利に尽きるとはこのことか。
この世界から戻ったら、
大いに子どもの姿で語り合う研修、職員室、教員仲間でありたい。

お世話になった教頭先生は、
その楽しみを懐かしがっていらしたのだと思うのです。